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メトロポリタン歌劇場 サムソンとデリラ

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    10月1日(月)
    サン=サーンス「サムソンとデリラ」
    サムソン:ロベルト・アラーニャ
    ダリラ:エリーナ・ガランチャ

    指揮 マーク・エルダー






    このオペラを舞台で観るのは初めて。もともとはオラトリオとして着想されたこともあり、その名残は特に合宿の部分に、顕著に現れていると思います。
    なかなかいい作品。しかしこの日はなんとアラーニャが不調のため2幕で降板! アラーニャを聞くのは、3月のオテロ以来。しかしその時と声の印象が違うので、おかしいなと思っていたら、2幕のクライマックスで声が掠れると言うハプニング。
    これは危ないなと思っていたら、休憩をはさんだ3幕の始まり前に、メトロポリタン歌劇場の担当者がマイクを持って現れ、アラーニャが病気のため降板し、代役が歌いますとアナウンス。
    やはり無理をしていたのかなと言う印象。残念。
    デリラ役のガランチャは、歌と演技の両面で素晴らしい。私が前回ガランチャを聞いたのは、昨年4月METで「ばらの騎士」のオクターヴィアン。妖艶な容姿を持ち、サムソンを誘惑するでリラの役にピッタリ。歌が見事なのはもちろんだが、デリラ役に新しい解釈を加えたのが一番の見どころ。それはデリラがサムソンを誘惑するうちに、彼に恋心を抱くようになっていたというもの。2幕でサムソンを待つ場面や3幕で一同がサムソンを嘲笑する場面で、密かに想いを寄せる心内を見せていた。
    指揮のマーク・エルダーはアンサンブルをまとめ手堅い指揮だが、フランス的な洒脱な音楽を導き出すまでには至らず、そのことが残念。この作品のスコアからもっと多彩な音楽が引き出せたのではないかと思う。
    新演出というで期待していましたが、舞台装置が象徴的で、内容をよくわかっていないと今ひとつピンとこない。西洋キリスト教世界をあまりよく知らない者にはもう少し具象化された方がわかりやすかった。
    la fontaine * オペラ * 20:18 * comments(0) * trackbacks(0)

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