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サイモン・ラトル指揮シューマン「ライン」ほか  Rattle conducts Schumann

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    パリで聴いた演奏会についてアップします。

    12月22日(月)20時 パリ:シャンゼリゼ劇場 
    ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」
    シューマン:交響曲第4番(1841年版)
    シューマン:交響曲第3番「ライン」
    サイモン・ラトル指揮  エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団URL

    12.22.2008 20:00 
    Paris; Theatre des Champs-Elysees
    Berlioz: Ouverture "Les Francs-Juges"
    Schumann: Symphony No.4 (Version 1841)
    Schumqann: Symphony No.3 "Rhein"
    Sir Simon Rattle: Orchestra of the age of EnlightmentURL

    パリのシャンゼリゼ劇場で、サイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団で
    ベルリオーズとシューマンの作品を聴きました。
    とくにシューマンの交響曲は、以前から古楽器の実演で聴きたいと
    思っていたので、今回はスケジュールを合わせてパリで聴きました。
    コンサートは非常に素晴らしい演奏でした。古楽器のオーケストラがロマン派の
    作品を演奏するようになってから、20年ほど経過しましたが、演奏の水準は
    格段にあがり、モダンのオーケストラと全く対等に評価できるとおもいます。
    これからはこうした演奏を聴かずして、シューマンやベルリオーズの
    オーケストラ作品の評価はできないのではないか、という感想を強くもちました。
    とくにシューマンは、オーケストレーションがよくないと一般に
    言われてきましたが、優秀な古楽器オーケストラの演奏で聴いてみると、
    音色もバランスも全く問題がなく、それどころかかえってモダンの
    オーケストラでは隠れてしまう声部が浮く上がり、作曲家が意図したことが
    はっきりと聴きとれました。
    この日ラトルが、シューマンの交響曲第4番を1841年初演版で取り上げた
    のも正解です。シューマンの死後、夫人であるクララ・シューマンは出版の際に、
    現在よく聴かれる改訂版のほうを採用しましたが、ブラームスはこの初演版のほうを
    高く評価し断固支持した、という経緯があります。

    ちなみにパリでは、昨シーズンもガーディナーが、ブラームスの交響曲を古楽器
    オーケストラで演奏していました(残念ながらスケジュールが合わずに行かれませんでした)。こうした演奏が高いレベルで定着したヨーロッパに比べると、日本は完全に
    数十年遅れています(50年とまでは言わないまでも、20年〜30年の隔たりはあるりそうです)。日本で古楽オーケストラによる、こうした作品の演奏が盛んに聴けるようにのは、まだだいぶ先なのでしょうか?

    コンサートの終了後、寒さもそれほどではなかったので、シャンゼリゼ通りまで夜の散歩。イルミネーションはさすがにきれいでした。


    I have listened a concert with Simon Rattle and the OAE in Paris.
    It was an excellent concert. The orchestra played with rich nuance and also virtuosity.
    The symphonies by Schumann was critisized long time due to
    his instrumentation. But it is not fact as it might be thought. Now we understand much more about Schumann's skill
    and orchestral music, even much more, about the orchestral music of the first half of the 19th century , if they are played on period instruments, as the OAE did.
    Rattle's choise of the 1841 version of the 4th symphony at the concert was correct. Schumann's musical devises are much
    comprehensive than the later version. No wonder that Brahms has insisited the 1841 version is better than the later one, but Clara Schumann wanted and forced the publication of the later version. To listen the 3rd Symphony played on period instruments was really great pleasure and was exciting.

    After the concert I took a walk to the Champs-Elysees. The
    illumination was very beautiful.

    la fontaine * エッセイ * 22:31 * comments(0) * trackbacks(0)

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