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チューリッヒ歌劇場 大晦日はバルトリの《チェネレントラ》

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    2007年12月31日19時開演
    ジルヴェスター・ガラ
    ロッシーニ:チェネレントラ
    指揮:イオン・マリン
    演出:チェザーレ・リエヴィ

    配役:
    アンジェリーナ チェチリア・バルトリ
    ドン・ラミーロ アントニオ・シラグサ
    ダンディーニ ホセ・ファルディリャ
    ドン・マニフィコ カルロス・ショッソン
    クロリンダ セン・グオ
    ティスベ カーチャ・スタルケ
    アリドロ ラスロ・ポルガー


    今回のチューリッヒ訪問の最後の日。大みそかの公演はロッシーニの
    『チェネレントラ』。主演はもちろんバルトリ!!!
    これを目指してここへ来たとも言える。もっともそれだけでもない。
    今回のチューリッヒ訪問は、年明け1月13日(日)福島県郡山市で
    のレクチャーのための調査も兼ねていた。滞在中には資料も集められた。

    さてこの日の公演は、直前に急病の歌手が二人も出てしまった。
    幕が開く前に総裁のペレイラが挨拶に出てきて、歌手の交代を告げた。
    一人はダンディーニ役でバルトリのパートナーでもあるドイツ人
    バリトン歌手オリバー・ウィドマー(チューリッヒ歌劇場専属)。
    バルトリはウィドマーとチューリッヒで一緒に住んでいるということだ。
    代役はポルトガル出身の歌手ホセ・ファルディリャ。彼は何度か
    チューリッヒに客演している歌手。
    もう一人はチェネレントラの腹違いの姉ティスベ役。代役は
    チューリッヒのオペラスタジオ出身の若い歌手カーチャ・スタルケ。
    どちらも、代役は急きょのことだったと思われる。しかしこの日の
    演奏はそうしたことを全く感じさせないすばらしい出来だった。
    バルトリが素晴らしいのは言うまでもないことである。しかし
    バルトリは決してアンサンブルから浮いてしまうことがない。
    彼女以外の歌手も緊密なアンサンブルを聴かせてくれる。だから
    バルトリとの歌の掛け合いも本当に自然だ。ロッシーニのオペラは
    アンサンブルがうまくいかないと面白みがまったく出てこない。
    この日は代役二人とも他のメンバーに溶け込みアンサンブルが
    乱れず、ロッシーニの音楽の軽快さを見事に表現していた。

    チューリッヒ滞在最後の夜、そして2007年最後の夜を素晴らしい
    公演でしめる事ができた。
    そして今回5日間の滞在で5作品を見てどれもが高いレベルを
    保っていたチューリッヒのオペラに改めて感心した。

    いずれにしてもいい年越しをさせてもらいました。
    過ぎ行く年と逝った母への想いを「過去」に刻んで。

    バルトリのCD「マリア」についてはこちらの記事をどうぞCD



    DVD:ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」バルトリ主演
    スイス―チューリッヒ、グリンデルワルト、ベルン、ツェルマット、ジュネーヴ
    スイス―チューリッヒ、グリンデルワルト、ベルン、ツェルマット、ジュネーヴ

    la fontaine * オペラ * 01:26 * comments(0) * trackbacks(0)

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