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チューリッヒ歌劇場 《トロヴァトーレ》

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    ヴェルディ:トロヴァトーレ
    チューリッヒ歌劇場 
    2007年12月29日(土)開演19時 終演22時

    出演
    ルーナ伯爵 レオ・ヌッチ
    レオノーラ Cristina Gallardo-Domas
    アズッチェーナ Luciana D'Intino
    マンリーコ Marcelo Alvarez
    フェランド Giuseppe Scorsin
    イネス Liuba Chuchrova
    ルイス Miroslav Christof

    指揮:アダム・フィッシャー
    演出:ジャンカルロ・デル・モナコ


    チューリヒのオペラハウスでヴェルディの作品を見るのは、
    アーノンクールが指揮した「アイーダ」以来である。
    演出のジャンカルロ・デル・モナコは20世紀を代表するテノール
    歌手、マリオ・デル・モナコの息子。演出には多少期待をしたのだが・・・・。
    全体を黒に統一し、レオノーラだけが真っ赤な衣装をまとっている。
    ルーナ伯爵はトレンチコート、アンヴィル・コーラスで有名な
    第2幕1場はトンネルの中、第3幕の1場では兵士が日本の(!)剣道
    の胴衣と面、竹刀を持っての登場。きわめつけはマンリーコの処刑
    で、この剣道の兵士がマンリーコを取り囲んで竹刀でめった打ち・・・・。
    ヨーロッパの人はこれをみてどう思っただろうか。私にはとても
    滑稽に見えた。

    さて、演奏の水準だが非常に高い。ルーナ伯爵のヌッチは、この役
    を歌うにはもう少し歳を行き過ぎているかもしれない。
    それにもかかわらず、彼がいることによって舞台のアンサンブルは
    締まっていたと思う。マンリーコを歌ったアルヴァレス、
    アズッチェーナを歌ったディンティーノが優れた歌唱を聞かせた。
    第2幕のマンリーコの生い立ちを語るアズッチェーナの場面は
    印象深かった。レオノーラを歌ったガラルド=ドーマシュもこの
    難役を歌いこなす実力はたいしたもの。

    チューリッヒのオペラはアンサンブルと歌手個々人の技量が
    バランスが取れていて、ドラマとしてのオペラに自然と入って
    行けるのが良い。指揮のフィッシャーはヴェルディに最適かどうか
    はわからないが、手堅くまとめていた。
    la fontaine * オペラ * 00:21 * comments(0) * trackbacks(0)

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