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ブラームスの合唱作品

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    ちょっと意外に思われるかもしれないが、ブラームスは合唱曲をかなり作曲している。《ドイツ・レクイエム》や《愛の歌》は有名だが、そのほかにも良い曲が沢山ある。
    それは彼がよく合唱団を指揮していたこととも関係しているだろう。
    自作だけではなく、シュッツやアレグリ、バッハの作品も指揮している。
    どんな演奏だったのだろうか?当時まだ録音がなかったのが悔やまれる。
    ヴィーンのジングアカデミーでブラームスが指揮した時のプログラム参照→読書

    ブラームスの合唱曲を聴くと、彼の音楽の大切な一面、すなわち「歌の心」を知ることができる。個人的には、交響曲や室内楽やピアノ曲を演奏する時も、そうした「歌」を思い浮かべる必要があるとしばしば感じている。なぜなら、器楽作品の旋律にも歌謡的(歌曲的)な要素が多分に含まれているからだ。

    例えば交響曲で歌謡的なところをあげてみると:
    交響曲第1番
    ・第2楽章 91小節からバイオリン独奏とホルンの旋律
    ・第4楽章 30小節からのホルン旋律(もともと歌詞がついていた!)
    交響曲第2番
    ・第1楽章 82小節からチェロ+ヴィオラの旋律
    交響曲第3番
    ・第2楽章 第1主題、終結部(ともに非常に合唱的)
    ・第3楽章 第1主題
    ・第4楽章 第2主題 
    交響曲第4番
    ・第1楽章 第2主題
    ・第2楽章 第1主題、第2主題 etc.

    こうした箇所は一例にすぎない。ふだん器楽作品として「聞き過ごし」ているが、
    よく「聴いて」みると歌謡的な「無言歌」が随所にあると思う(交響曲以外にも)。
    実際、交響曲第1番の第4楽章の有名なホルンの旋律にはもともと歌詞がついていた。
    これはクララ・シューマンに宛てた誕生日に祝辞に添えられていたもので、スイスで聞いたアルペン・ホルンの旋律に触発されたのだ。
    Hoch auf'm Berg, tief im Tal, gruesse ich dich viel tausendmal
    (山高く渓深く 君に贈るやわが挨拶 幾千回も)fontaine訳

    ここで話しを合唱曲にもどそう。
    ブラームスの合唱曲は非常に味わいがあり、個人的に大好きだ。
    《愛の歌》、《四つの四重唱》op.92、《アヴェ・マリア》、《ドイツ民謡集》などは以前に演奏会で指揮した。

    ブラームスの合唱曲のCDは何種類もでているが、ガーディナー指揮による演奏はお勧めだ。なんといってもモンテヴェルディ合唱団が上手い。
    愛の歌〜ブラームス合唱曲集
    愛の歌〜ブラームス合唱曲集
    ガーディナー(ジョン・エリオット), モンテヴェルディ合唱団, レヴィン(ロバート), ペリー(ジョン), ブラームス

    さらにマット・二コル指揮ヨーロッパ室内合唱団による8枚組のCDは、多くの作品を網羅していてブラームスの合唱の世界を知ることができる。
    Brahms : Choral Works (Box)
    Brahms : Choral Works (Box)
    BRAHMS / CHAMBER CHOIR OF EUROPE / MATT NICOL

    モーツァルトに明け暮れた一年だが、年の瀬の整理をしながらふと聞きたくなったブラームスの合唱曲からこんな記事を投稿してみた。

    明日は大晦日。今年一年のブログの総括は、やはり「あの話題」かな?

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    la fontaine * クラシック音楽 * 23:49 * comments(0) * trackbacks(1)

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    From ドイツ旅行情報 @ 2007/02/07 3:57 PM
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