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CDレビュー アッバード指揮 モーツァルト「魔笛」

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    アッバードの「魔笛」がついにリリースされた。
    http://www.deutschegrammophon.com/special/?ID=abbado-zauberfloete
    まず、序曲からそのフレッシュな演奏に快く驚かされる。
    弦楽器はヴィブラートを抑え、フレーズも真ん中が膨らむような
    古典奏法を用いながら、アッバードは引き締まったテンポで劇を
    進めていく。しかもそこには無理を強いたようなところは感じられない。

    夜の女王を除くと、主要なキャストはドイツ語圏出身の若手と
    レッシュマン(パミーナ)、パーぺ(ザラストロ)らの中堅で占められ
    ている。とかく歌手のネームバリュー(レコード会社の思惑?)で
    決まる配役とは異なるところも、近年珍しいのではないだろうか。
    それにモーツァルトのオペラを初演した歌手は20代〜30代の若い歌手たち
    だったから、アッバードのこうした配役はある意味で本質を知っての
    ことと言えるだろう。
    オーケストラはマーラー室内Orch.で、非常に音楽的で旨い。
    ちなみにモーツァルトのオペラのオーケストレーションは難しく、
    イタリアでは19世紀中頃まで、演奏不可能と思われていたくらいだ。

    聴いた後に清涼感の残る「魔笛」、素敵だと思う。
    国内盤は5月24日発売予定。

    la fontaine * CD/DVDレビュー * 23:57 * comments(0) * trackbacks(0)

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