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復活祭とバッハのマタイ受難曲 (1)

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    キリスト教圏内では日曜日に復活祭を迎えた。
    ヨーロッパの多くの国で聖金曜日、復活祭の日曜・月曜は休日だ。
    毎年この少しまえの時期(受難節)になると、各地でバッハをはじめとして
    受難曲が演奏される。

    私がはじめてバッハの「マタイ受難曲」と向き合ったのは大学生の時、
    東川清一先生の講義だった。成立や各曲の内容を実例を交えて話され、
    非常に興味をもった。その頃の一般に「マタイ」のレコードといえば、
    カール・リヒターの録音がスタンダードだった。たしか講義でも、
    リヒターの録音が音楽の例として使われたと思う。 ところが、私は
    当時からリヒターの録音はあまり好きでなっかた。ソプラノとアルトの
    独唱が女声だったし、合唱も混声合唱だったからだ。高校生の頃から
    バロック音楽に興味を持ち、演奏習慣なども少しは知っていたので、
    ソプラノとアルトは少年による独唱、合唱も少年合唱団を交えた演奏が
    理想だと考えていた。 そして私が気に入っていた録音は、
    アーノンクールの指揮した「マタイ」の演奏だった。

    1980年代にドイツに留学してから、私はアーノンクールと王立アムステルダム・
    コンセルトヘボウ管弦楽団による、バッハの「マタイ受難曲」を何度か
    聴くことができた。もちろんアムステルダムまで行ったのだ。
    モダン楽器、女声独唱、混声合唱であったが、その密度の濃い演奏に
    圧倒されてしまった。

    ところで、アーノンクールとコンセルトヘボウ管弦楽団との
    「マタイ受難曲」のライブ録音が、一時期レコードとCDでリリース
    されていた。じつはアーノンクール自身は、これを正式な「マタイ」の録音
    とは認めていない。「コンセルトヘボウ(建物)の改修費用に補填してもらう
    ために、特別に承諾したので、『マタイ』の録音はひとつしかない」
    というのを直接聞いたことがある(1980年代当時)。
    その後2度目(世間で言う3度目)の優れた録音も登場し、アーノンクールの
    「マタイ」新旧2種類になった。新盤の女声陣のソロもすばらしいが、
    私には少年の独唱による旧録音が忘れがたい。

    アーノンクールの三度目の来日があるとしたら、ぜひ「マタイ」と
    オペラを鑑賞したい。
    (続く)
    la fontaine * クラシック音楽 * 00:23 * comments(0) * trackbacks(0)

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