<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< カール・シューリヒト | main | もうじき10,000!! >>

Bartolissima  チェチーリア・バルトリ リサイタル@東京オペラシティ

0

    3月27日 東京オペラシティ コンサートホール
    チェチーリア・バルトリ 
    チョン・ミュンフン


    曲目:
    スカルラッティ:ガンジス川に日は昇り
    グルック:おお、いとしい恋人よ 
     〜歌劇『パリーデとエレーナ』より
    パイジェッロ:ジプシー娘をお望みなのはどなた
    モーツァルト:鳥よ、年ごとに K.307
    モーツァルト:私の心は喜びに踊る 
           〜歌劇『フィガロの結婚』K.579より
    モーツァルト:アリア「わからないわ、どうしたの」K.582
    ベートーヴェン:希望 op.82-1
    シューベルト:羊飼いの娘 D.528
    シューベルト:「あなたはご存知のはず、まだどれほど私が・・・」D.510
    ロッシーニ:「私は苦しみと涙のために生まれ…もう火のそばで」
             〜歌劇『チェネレントラ』より
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    ビゼー:てんとう虫
    ビゼー:別れを告げるアラビア人の女主人
    ビゼー:タランテラ
    ベッリーニ:ゆかしい月よ 
          〜《3つの未刊のアリエッタ》より
    ベッリーニ:マリンコニア、やさしいニンフ 
          〜《6つのアリエッタ・ダ・カメラ》より
    ベッリーニ:喜ばせてあげてください 
          〜《6つのアリエッタ・ダ・カメラ》より
    ロッシーニ:見上げた洒落女
    ロッシーニ:チロルのみなしご
    ロッシーニ:亡命者
    ロッシーニ:踊り(ナポリのタランテラ)
    <アンコール>
    モーツァルト:恋とはどんなものかしら 
           歌劇「フィガロの結婚」より
    ロッシーニ:今の歌声はこころに響く
           歌劇「セヴィリアの理髪師」より
    デ・クルティス:忘れな草
    ビゼー :タランテラ 


    待ちに待ったバルトリのリサイタルを聴いた。まだその感動が覚めやらぬ。
    これまで何度か実演を聴いてきたが、そのなかでも今日は最高だった。
    先週のサントリー・ホールでのコンサートが、今ひとつ調子が
    あがらなかったらしいから、まさに本来のバルトリを聴くことが
    できた今宵は最高だと思う。
    リサイタル1曲目のスカルラッティ「ガンジス川に日は昇り」から
    声が良くのび快調だった。このよく知られた古典イタリア歌曲が
    これほど鮮やかな名曲とは。プログラムが進むに従って、調子は
    うなぎのぼり。特に第1部、第2部におかれたコロラトゥーラの作品は
    彼女の独壇場だった。

    バルトリのすばらしいのは、歌の本質を理解し、その情況になりきって
    表現していることだ。しかも完璧な技術がそれを支えているのだ。
    ある時は深い感情のひだを絶妙に歌い、ある時はコロラトゥーラを
    いとも軽快に聞かせる。しかも音楽がスリリングでも、彼女の歌唱は
    安定し、余裕すら感じられる。どんな速いパッセージもその勢いを
    失うことなく、しかも丁寧に見事に歌われる。それはアンコールまで
    変わらなかった。
    さらにチョン・ミュンフンのピアノ伴奏も、歌手を引き立て見事だった。

    アンコールのケルビーノを聞きながら、1990年にチューリッヒではじめて
    バルトリを聞いたことを思い出した。その時指揮はアーノンクール。
    良い歌手だと思った。それからの15年間、彼女は目覚しい成長と活躍を
    遂げた。数年前にチューリッヒで観たパイジェッロの「ニーナ」(Dialog版)は、
    歌手としても役者としても飛びぬけていた。
    今日歌ったビゼーを聞きながら、いつか彼女が舞台でカルメンを演じる
    日、それもアーノンクールが指揮する舞台など…と勝手な想像を繰り
    広げていた。

    Bartolissima(バルトリッシマ)、そう言いたくなるほど彼女の芸術を
    堪能した。

    註:最上級のバルトリと言う意味の筆者の造語。正しいかどうか不明

    la fontaine * クラシック音楽 * 00:02 * comments(6) * trackbacks(0)

    コメント

    キルギス旅行団さん
    今回は13年ぶりの来日だったそうです。次回はそんなに間をあけずに来てくれるとよいですね。
    Comment by La fontaine @ 2006/04/09 11:44 PM
    聴きに行けなかったんです。残念。また、来日してほしいです!
    Comment by キルギス旅行団 @ 2006/04/09 9:57 PM
    figaroさん
    今回は13年ぶりの来日だったそうです。
    でも次回はそんなに待たせないで欲しいですね。
    Comment by La fontaine @ 2006/03/28 9:13 PM
    ケルビーノさん
    ほんとうによかったですね。また近いうちに
    来日して欲しいですね。
    Comment by La fontaine @ 2006/03/28 9:11 PM
     こんばんは。
     バルトリで、伴奏はチョン・ミュンフン。
     そして、このプログラム。
     ああ、ああ、聴きたかった…。
    Comment by figaro @ 2006/03/28 2:13 AM
    ああ…もう胸がいっぱいです。本当に素晴らしい今宵でした。
    サイトの日記でも語ってしまいました(笑)
    Comment by ケルビーノ @ 2006/03/28 1:20 AM
    コメントする









    トラックバック

    このページの先頭へ