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文化としてのシンフォニー

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    文化としてのシンフォニー〈1〉18世紀から19世紀中頃まで
    文化としてのシンフォニー〈1〉18世紀から19世紀中頃まで
    大崎 滋生

    私たちが交響曲と読んでいる管弦楽のジャンルを、
    「シンフォニー」(sinfonia)という語を基点としてとらえ、
    歴史的・文化的な脈絡でこのジャンルを俯瞰しうようという
    意欲的な本である。
    この本には、ちょうどベートーヴェンの交響曲の講義を準備している
    段階で、偶然めぐり合った。交響曲の歴史を知る上で大変の多くの
    示唆を得た。とくに第1回の講座で、ベートーヴェンに至る
    交響曲の歴史を説明するのに大いに活用させてもらった。
    この恩恵は個人的には計り知れない。
    この本を読むと、オペラの序曲《シンフォニア》が発達して
    交響曲《シンフォニー》になった、・・・などという通説の
    誤りに気付かされる。
    またマンハイム楽派がなぜ忽然と消えたか、
    クラリネットのオーケストラへの導入になぜばらつきがあるのか
    ドナウ音楽文化圏とライン・マイン音楽文化圏の違いが
    オーケストラにどのような発展をもたらしたか、などについて
    知ることがでほか、初期ロマン派の交響曲までの流れを知る
    ことができる。
    交響曲、さらにそれを中心とした音楽文化を考えるうえでの
    興味深い研究書である。

    内容(目次より)
    I
    18世紀から19世紀中ごろまで
    I 18世紀のシンフォニー
    1 シンフォニーの起源
    2 シンフォニアの流出
    3 シンフォニアの隆盛―――ドイツ
    4 ヴィーン
    5 シンフォニーの拡大
    6 ハイドンは「交響曲の父」か?
    7 シンフォニアからドイツのシンフォニーへ

    II 19世紀のシンフォニー 
    1 シンフォニーの転換とシンフォニー意識
    2 シンフォニーの美学とナショナリズム
    3 ベートーヴェンのシンフォニー
    4 ドイツ・シンフォニーの時代の到来
    5 メンデルスゾーン/シューマンとその時代
    la fontaine * ブックレビュー * 16:43 * comments(2) * -

    コメント

    こんばんは。いつも読んでくださってありがとうございます。ここに紹介したのはまだほんの一部です。随時紹介していきます。
    Comment by La fontaine @ 2005/12/22 11:42 PM
     こんばんは。
     この書籍は、本当に気になりますね。
     機会があれば、ぜひ読んでみたいと思います。

     あと、アーノンクールのハイドンのCDも気になります。
    Comment by figaro @ 2005/12/22 1:14 AM
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