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CDレビュー 「聖なる光」

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    ベートーヴェンの交響曲第7番は、作曲家存命中もっとも人気のあった作品だ。
    あまり知られていないことだが、ベートーヴェンの交響曲のほとんどが
    初演では成功していない。
    むしろ新聞評などは芳しくないのがほとんどであった。
    その中で唯一第7番が例外である。
    1813年12月8日の初演では、大喝采をうけ、第2楽章がアンコールされた。
    当時の演奏会では、一楽章ごとに拍手するのが通例で、
    拍手が大きく長く続いた場合にはアンコールするのが通例になっていた。
    あまりの成功に四日後の12月12日に同じプルグラムで演奏会が開かれた。

    さて、ここでアンコールされた第2楽章のことについて書いてみたい。
    この曲は同じリズムのパターンが繰り返され、非常に覚えやすい
    メロディーが出てくる。
    実はこのメロディーには当時から替え歌のようなものが付けられていた。
    Sancta Maria ora pronobis
    このことをベートーヴェンが知っていたかどうかは別だが、
    同時代の人が、このメロディーにそうした親近感を感じていたことは確かである。

    このメロディーが近年イギリスの少年ヴォーカルグループによって
    歌われたアルバムにアレンジされて収められている。
    ヒーリングミュージックの部類に入るこのCDはかなりヒットしたと聴いている。
    私の担当したベートーヴェンの交響曲についての講座でも紹介したところ
    受講生からぜひCDを教えて欲しいという問合せがあった。



    他にもサンサーンスの「白鳥」などクラシックの名曲が使われていたりしている。
    年末のあわただしい喧騒を離れ、一人でまたは親しい人と聴きいるのもよいかもしれない。
    la fontaine * CD/DVDレビュー * 16:27 * comments(0) * -

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