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ハイドン・イヤー2009  Haydn Year2009

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    今年2009年は、ハイドン、メンデルスゾーン、ヘンデルなど歴史に名を残した作曲家のメモリアル・イヤーにあたります。などです。その一人ハイドンについて、土曜日(1月10日)の宮城学院生涯学習講座で取り上げました。
    ハイドンというと、交響曲や室内楽が有名ですが、ほぼすべてのジャンルに数多くのクオリティーのある作品を残しています。そこで講座では各ジャンルから1曲をピックアップして紹介しました。
    とくにミサ曲はオペラとならんで20世紀の終わりになって再評価されるようになったジャンルです。日本ではまだあまり演奏される機会がありませんが、非常にすぐれた作品が残っています。
    「戦時のミサ」から有名な「アニュス・デイ」を聴きました。CDは
    ガーディナーが録音したハイドンのミサ曲のシリーズ。何といってもクリアで透明感のある合唱(モンテヴェルディ合唱団)が素晴らしく、ハイドンのミサ曲のもつ造形美を納得いくかたちで聞かせてくれます。
    ハイドン:戦時のミサ(パウケン・ミサ)
    ガーディナー(ジョン・エリオット),ハイドン,イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
    The year 2009 is a anniversary year for great composers like Handel, Haydn or Mendelssohn=Baltholdy.
    In the lecture on last Saturday in Miyagigakuin I talked about the music of Haydn.
    Haydn is well known with his symphonies and chamber music, but his masses and stage works(opera) have also high qualities.
    I introduced "Agnus Dei" from his "Paukenmesse". I choose the recording by John Eliot Gardiner and English Baroque Soloists and Monteverdi Choir. The Monteverdi Choir plays transparent and beautiful and we will recognise in this recording the heritage of haydn's Masses.
    la fontaine * CD/DVDレビュー * 10:49 * comments(0) * trackbacks(0)

    ドイツ期待のテノール カウフマン(更新)  German Tenor Kaufmann

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      ロマンティック・アリアス
      カウフマン(ヨナス),グノー,ワーグナー,ベルリオーズ,マスネ,プッチーニ,ビゼー,フロートー,ヴェルディ,アルミリアート(マルコ),プラハ・フィルハーモニー管弦楽団

      ドイツ期待のテノール、ヨナス・カウフマンのCD「ロマンティック・アリアス」を聴き、その声に魅了されました。彼の特質は何と言ってもイタリア、フランス、ドイツロマン派のオペラをどれも高いレベルで表現できることです。高音でも安定していて、音色豊かな彼の声質は、21世紀前半を代表する歌手の登場を予感させる「輝き」に満ちています。そしてさらに人を惹きつける容姿にも、スターの素質に恵まれています。
      でも、実際に聴くまでは・・・実は昨年末チューリッヒ歌劇場を訪れた時ロドルフォを歌う予定で楽しみにしていましたが、彼が病気でキャンセルしてしまい聞くことができませんでした。このCDを聴くにつけ、残念でなりません。
      You Tubeにカウフマンの映像がありますので、更新してアップします。
      カルメンのホセは2006年のロンドン公演の時のものです。


      The new CD by German Tenor Jonas Kaufmann is really worth to listen. Perhaps he will be a unique german tenor singer, because he has german, italian and french romantic operas in his repertoires. His voce is very attractive as well as his looks!
      I missed to listen him in Zurich last year, because he has cancelled his stage 'La Boheme' in Zurich because of his illnes. Listening this CD, I wish to go his performances in near future.





      la fontaine * CD/DVDレビュー * 22:51 * comments(0) * trackbacks(0)

      アバド カルミニョーラ モーツァルト・ヴァイオリン協奏曲全集

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        モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
        アバド(クラウディオ)&カルミニョーラ(ジュリアーノ),モーツァルト,アバド(クラウディオ),カルミニョーラ(ジュリアーノ),モーツァルト管弦楽団

        とても刺激的なアルバムです。アバドが新しく組織した古楽器オーケストラを指揮して、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲を録音。独奏はカルミニョーラ。アバドもここまで来たか、というのがまず第1の感想。しかし、作品の原典に立ち返って演奏するというのは、アバドの若い頃からの姿勢でもあるので、当然の帰結といえるかもしれません。
        アバドはこれまでも若い音楽家を中心とするオーケストラをいくつも立ち上げてきました。しかし今回のオーケストラがもつ意味は、これまとはまったく違っていると思います。
        1950年代からウィーン・コンツェントゥス・ムジクスをはじめ多くの古楽器アンサンブルが創設されてきました。しかしこれらはおもに古楽を専門とする音楽家によって組織されたものです。こうした音楽家たちは1980年代以降現代楽器のオーケストラに客演し、古楽の経験に基づく演奏解釈で古典に新しい光をあててきました。
        このアバドの試みはまったく新しいものです。既存の古楽アンサンブルに客演するのではなく、アバドが創設した古楽オーケストラなのです。
        この組み合わせによるモーツァルトの交響曲集もライブ録音で同時に発売されています。
        演奏は、現代楽器の古楽奏法が当たり前になった現代において、古楽器を用いる意味を改めて知らせてくれると思います。

        An excellent recording of Mozart's complete Violin Concertos with Claudio Abbado and Violinist Carmignora. The Orchestra Mozart is newly established by Abbado, with period instruments.

        la fontaine * CD/DVDレビュー * 00:50 * comments(0) * trackbacks(0)

        ホロヴィッツ ラスト・コンサート  Horowitz in Hamburg The Last Concert

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          ホロヴィッツ・イン・ハンブルク ラスト・コンサート
          ホロヴィッツ(ヴラディーミル),シューマン,ショパン,モーツァルト,シューベルト,モシュコウスキ,リスト

          ホロヴィッツ最後のコンサートを収録したCDがリリースされて、即座に買ってしまいました。1987年ホロヴィッツはアムステルダム、ウィーン、ベルリン、ハンブルクとコンサートを開きました。
          その最後のハンブルクでの演奏会はNDR(北ドイツ放送)によって録音されていて、それがこのCDの音源です。当日演奏された曲目のうち、シューベルトの即興曲だけが収録されていない(録音されなかった)他は、このコンサートを聞くことができます。
          実は、私はアムステルダムで、同じプログラムによるホロヴィッツのコンサートをコンセルトヘボウのそれも最前列で実際に聴いていました。CDを聴きながら当時を思い出したりもしていました。


          アムステルダム・コンセルトヘボウ 1987年5月24日 リサイタルプログラム表紙
          Cover page of the program book for the concert on 24.May 1987 in Amsterdam which I have visited. 

          何よりも、その音の美しさと軽ろやかさ、そしてどこまでも歌うカンタービレに魅せられました。確かに全盛期のバリバリの技巧は衰えていたかもしれませんが、それを補って余りある「音楽」を私たちに聴かせてくれたと思います。それはほんとうに今まで聞いたことのないほどすばらしいピアノでした。数多くのすばらしいコンサートを聞く機会に恵まれますたが、もしどれが一番印象に残ったか、と聞かれれば、迷わず「ホロヴィッツ」と答えるでしょう。それはほんとうに歴史の一コマというにふさわしい出来事でした。
          それがこのような形で蘇るのはうれしい限りです。とにかくお勧めのひとことです。

          What an experience to listen the concert of Vladimir Horowitz! He was the one of the greatest pianist in music history. In 1987 he gave concerts in Amsterdam,Berlin , Wien and Hamburg. His last concert in Hamburg was recorded by the NDR (Norddeutsch Rundfunk) and this recording is now available as a CD. You can listen all the program Horowitz played at the concert, except Schubert's Impromptu, which was not recoreded from technical reason.
          I bought this CD especially because while I listened his concert in Amsterdam; he played at the Concertgebouw same program as in Hamburg.
          Horowitz played with full of beauty.The CD recalls me exactly what I have listend at the time. I am sure it was and is the best concert what I have ever visited! The CD will show you a historical moment of music.
          It is Horowitz, the pianist and nobody else!


          アムステルダムの演奏曲目(ハンブルクと共通)
          Program in Amsterdam (same as in Hamburg, Berlin Wien)
          Mozart: Rondo K.485
          Piano Sonata K.333
          Schubert:Impromptu D.899 (not in the CD)
          Liszt:Soirées de Vienne:Valse-Caprice no.6
          Schumann: Kinderszenen
          Chopin: Mazurka op.33-4
          Polonaise no.6 op.53

          当日のアンコール
          Encores(not printed on the program)
          Schubert: Moment musical D.780-3
          Moszkowsky:Etincelles,Morceau caractéristique op.36-6
          la fontaine * CD/DVDレビュー * 18:28 * comments(1) * trackbacks(0)

          フォーレ 歌曲集

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            フォーレ:歌曲集(4枚組)
            フォーレ:歌曲集(4枚組)
            ユニバーサル ミュージック クラシック

            EMIから発売されていたフォーレの歌曲集が、廉価盤のBrilliant Classics
            からライセンス販売されました。
            日本語解説はついていませんが、フォーレの歌曲の全貌が、スゼーと
            アメリンクのすぐれた歌によって、聞くことができます。
            フォーレの歌曲にはどれも優しさを持ち、ドイツ・リートや同じフランスの
            ドビュッシーやラヴェルの歌曲とも違った、独特の世界があります。

            今回このCDを聞いてみて、「月の光」がフォーレの歌曲の転換点に
            なったことがよくわかりました。それは、まず伴奏が独立した世界を
            確立したことです。それ以前のフォーレの歌曲は、ピアノ伴奏が
            和声的に歌を支える「基礎」だったのにたいして、「月の光」は
            ピアノ曲かと思われるほど!しかも、メヌエットという舞曲の形式。
            ピアノにたいして、声楽が対旋律を「唱和」している、といっても
            いいかもしれません。これはヴェルレーヌの詩とも関係するでしょう。

            月の光
            ポール・ヴェルレーヌ詩

            あなたの魂は、選り抜きの風景のようだ
            魅惑的な身ごなしで、リュートをひき、踊りながら、
            そこを過ぎるとりどりの仮面やベルガモの衣裳、
            幻想的な仮装のしたでそこはかとなく悲しげに。

            恋の勝利やめぐまれた人生を
            短調でうたいながらも、彼らなは、
            おのれの幸福を信じている様子もない、
            その歌は、月の光にとけてゆく。

            梢の鳥たちを夢みさせ、
            大理石の像のあいだの、ほっそりとした
            噴水を、うっとりとすすり泣かせる
            悲しげで美しい、あの静かな月の光に。
            (訳:粟津則雄)


            どうですか? 「歌が月の光にとけてゆく」とは、なんと素敵な
            情景でしょう。

            フォーレというと「夢のあとに」が有名ですが、ピアノは単純な伴奏に
            過ぎず、歌とピアノのコーディネートは「月の光」には及びません。

            実は最近、ある作品を演奏するとき、その曲のみならず、作曲家が
            残したそのジャンルの作品全曲を、生涯にわたって調べるように
            しています。フォーレの歌曲は直接演奏とは関係ないのですが、現在進行中の
            ある仕事のひとつで、CDを聴いていました。これだけまとめてフォーレを聞くことができるCDはないので、この機会にぜひお勧めします。

            ちなみにフォーレと平行して、ラヴェルの管弦楽曲の研究が進行中です。
            いずれ記事をアップする予定です。

            la fontaine * CD/DVDレビュー * 23:43 * comments(0) * trackbacks(4)

            チェチーリア・バルトリの「マリア」 

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              マリア(限定盤)(DVD付)
              バルトリ(チェチーリア)

              メゾ・ソプラノのチェチリア・バルトリの新しいCDです。
              リリースされたのは昨年でしたが、忙しくて買ったまましばらく
              まったく開封せずにいました。
              (昨年末にはチューリッヒで、実際にバルトリの舞台を観ることが
              できましたが、本当にすばらしの一言です)。

              このアルバムでは、もちろんバルトリの尽くせぬ魅力を聴くこと
              ができます。しかしそれだけではありません。
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              la fontaine * CD/DVDレビュー * 01:40 * comments(0) * trackbacks(0)

              DVD チューリッヒ歌劇場 《セヴィリアの理髪師》の裏側

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                今ヨーロッパのみならず世界が注目するオペラハウス、
                チューリッヒ歌劇場についてのドキュメンタリー。
                ロッシーニの《セヴィリアの理髪師》のプレミエまでの過程が
                紹介されているほか、総裁ペレイラ氏自らがチューリッヒ歌劇場に
                ついて方っているのが興味深い。さらに事務局の様子や、演出家、
                指揮者、歌手へのインタビュー、さらには聴衆の声も収録されてい
                て、
                本編57分があっという間に過ぎてしまう。
                オペラの裏側を知りたい方にはお勧めである。

                ちなみにチューリッヒ歌劇場のホームページはURL

                年間15本の新演出を舞台にかけるチューリッヒ歌劇場。
                今週末12月22日のプレミエはアレヴィの「ユダヤの女」。
                1835年にパリで初演されて以来19世紀を通じて
                もっとも成功した、マーラーが絶賛したオペラだが
                20世紀になってからはほとんどかえりみられなかった。
                近年再び注目を集めるようになってきた
                チューリッヒ歌劇場はこうした忘れられた作品の発掘にも
                大変積極的で、来年1月13日はマスネーの「ル・シッド」が
                プレミエにかかる。わずか1ヶ月足らずで2つの新演目。
                しかもその間に、「トロヴァトーレ」「ボエーム」「フィデリオ」
                「トゥーランドット」「リゴレット」「ヘンゼルとグレーテル」
                「チェネレントラ」、バレエでは「くるみ割り人形」が演目に
                上っている。これは驚異的なスケジュールだ。しかもどの公演も
                チケットの売り上げはよいようだ。
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                la fontaine * CD/DVDレビュー * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0)

                モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」

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                  モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
                  アーノンクール指揮
                  チューリッヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル他


                  待望の映像が、国内盤のDVDで発売された。
                  アーノンクールの指揮、ポネルの演出によってチューリッヒで
                  モンテヴェルディのオペラが連続上演されたのは1970年代後半だった。
                  その時の上演は映像化され、世界中にモンテヴェルディのオペラの
                  真価が世界に知られることとなった。この「オルフェオ」の映像は、
                  日本のNHK教育でも放送されたと記憶している。私もこの映像に
                  よってモンテヴェルディのオペラに開眼した。
                  それから三十年。年月が経ってもこの演奏が与えた衝撃と新鮮さは
                  失なわれていないと思う。




                  la fontaine * CD/DVDレビュー * 16:10 * comments(0) * trackbacks(0)

                  CDシャルル・ミュンシュの芸術1000  ストラヴィンスキー「カルタ遊び」

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                    ミヨー:世界の創造
                    ミヨー:世界の創造

                    ミヨー:バレエ音楽「世界の創造」、プロヴァンス組曲
                    プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
                    ストラヴィンスキー:バレエ「カルタ遊び」

                     
                    先日買った2枚のうちの1枚。
                    ストラヴィンスキーは世界初CD化。曲は私の好きな「カルタ遊び」。
                    それで1,050円となれば買うしかない!というわけで買った。

                    こういう買い方の場合、まず一番興味のある曲から聴きはじめる。
                    「カルタ遊び」が始まった瞬間、目が点になった。
                    冒頭開始からトランペットが高らかにならされる。
                    最近のストラヴィンスキーの演奏は、均整のとれたものが多いが
                    ミュンシュの曲作りは明らかに違う。どんどんと曲に惹きこまれ
                    ハッとさせられる魅力がある。
                    1度目はスコアなしで聴いたが、2度目はスコアを見ながら聴く。
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                    la fontaine * CD/DVDレビュー * 00:29 * comments(0) * trackbacks(0)

                    CD シャルル・ミュンシュの芸術1000 マルティヌー交響的幻想曲ほか

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                      マルティヌー:交響的幻想曲
                      マルティヌー:交響的幻想曲
                      ボストン交響楽団 ミュンシュ(シャルル),

                      マルティヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」(1946)
                      ピストン:交響曲第6番(1955)
                      メノッティ:ヴァイオリン協奏曲(1952)
                      ミュンシュ指揮ボストン交響楽団


                      今日は渋谷のタワーレコードに前から目をつけていたミュンシュのCDを買いに行った。2枚買ったうちの1枚がこれ。魅力は何と言っても「珍しいレパートリー」!
                      それゆえに買ったと言える。
                      ミュンシュと言えば、ベルリオーズ、ドビュッシー、ラヴェルを思い浮かべる人も多いだろう。実際彼のフランス音楽の演奏華やかだ。しかしウィーン古典派やドイツ物も悪くない。

                      だがこのCDはミュンシュの知られざる一面、つまり彼の同時代の音楽との取り組みを教えてくれる貴重な一枚。なによりも演奏が優れている。オーケストラのアンサンブルが非常にハイ・レベルで、音色やダイナミックスの幅も広く申し分ない。

                      マルティヌーとピストンの作品は、ともにボストン交響楽団創立75周年を記念して委嘱され、ミュンシュによって初演されている。とくにオーケストラのヴィルトゥオーゾを発揮する華麗なパッセージの部分は、ミュンシュの面目躍如!

                      マルティヌー(1890−1969)はチェコ生まれだが、ナチスを嫌い合衆国に渡って活動を続けた作曲家。ピストンは(1894−1976)はアメリカの作曲家で教育者としても活躍した。メノッティ(1911−)は、イタリア生まれの作曲家だがアメリカに渡り活動した。ヴァイオリン協奏曲は、ロマン的な色彩が色濃く、聞いていてアメリカの作曲家バーバーの音楽に通じるところがあると思った。実際彼らは共同生活を営んでいたパートナーでもあったのだが・・・・(余計な話しだが)。

                      ミュンシュ/ボストン交響楽団による「未知の作品と遭遇」!
                      ピストンとメノッティは世界初CD化。これで1,050円はお買い得。

                      la fontaine * CD/DVDレビュー * 23:30 * comments(2) * -
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