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大瀧拓哉 ピアノ・リサイタルを聴く

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    8月24日東京文化会館小ホールで開かれた大瀧拓哉さんのピアノリサイタルに、仙台から日帰りで足を運びました。生演奏を聞くのは、コロナウィルス感染拡大以降はじめて。久しぶりにホールで音楽を聴くことができました。 大瀧拓哉さんは、現在私が最も注目している新進ピアニストのひとり。名前をはじめて目にしたのは数年前、パリでリゲティのピアノ協奏曲を弾く日本人Takuya Otakiがいるという情報を見た時でした。この作品の日本初演指揮者として、強く興味をひかれたのでしたが、あいにくその日程でパリに行くことはできませんでした。しかし日本で開かれたリサイタルで素晴らしい演奏に接することができ、それ以来コンサートを訪れ、また個人的にも面識を得ることになりました。

    この日のプログラムを見ても、大瀧さんの特性がはっきりと表れています。シュトックハウゼンに始まり、ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ第32番、休憩をはさんで後半はジェフスキの「不屈の民」変奏曲。


    振り返れば私の学生時代だった1970年代、シュトックハウゼンは、まだ「前衛作曲家」と受け止められていました。作品が誰の耳にも新しく、コンサートでの演奏も限られていた時代、ピアノ曲?(1955年)は、センセーションな作品であったはずです。ところが、この日の演奏を聴き「20世紀の古典作品」になったという印象を強くしました。最初の和音の連打から曲の最後まで、音楽に引き込まれ、まったく抵抗なく、むしろ「自然に」、独特で多様な響きの世界を「楽しめた」ことがなによりもうれしい!作曲家の響きにたいする鋭い感性、研ぎ澄まされたが演奏から伝わってくる。これはひとえにピアニストの実力!大瀧さんの読譜力(読解力)と確かな技術、豊かな感性があってはじめて可能な演奏だったと思います。かつて「前衛」と呼ばれた作品が、時を経てピアノのスタンダード・レパートリーと感じられた、という感慨に浸りながら演奏を聴きました。

    続いて演奏されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番。第1楽章冒頭からの張り詰めた緊張感。この曲が持つ力強さと繊細さ、抒情性が、安定した技術、抜群のリズム感、広いダイナミックレンジ、濁ることのないペダリングで見事に表現されました。第2楽章の美しいアリエッタ。その中間部には、即興演奏の名手であったベートーヴェンの自由闊達な側面が垣間見られます。それはあたかも「興に乗った」若き日のベートーヴェンが、テーマを即興で変奏させて紡ぎ出すかのよう。個人的にはジャズのスウィングのようにも聞こえたのです。ウキウキして思わず音楽に合わせて体を動かしたくなる。ベートーヴェンのソナタを聴いてそう感じたのはこの日が初めて!さらに特筆すべきことは、この曲の演奏で、弱音部分の繊細な表現に、フォルテピアノの音色が想起されたことでした。私は現代のピアノで古典期の作品を演奏する場合にも、古典楽器の知識は不可欠だと考えています。ベートーヴェン時代のフォルテピアノは現代のピアノとは、構造も音色も異なっていました。そうした楽器についての知識や実践が活かされている納得の演奏でした。 大瀧さんは昨年にもこのソナタを演奏していますが、作品への造詣をさらに深められていることにも感銘を受けました。

    休憩を挟んで演奏されたのは、ジェフスキの「不屈の民」変奏曲。演奏時間約1時間の大曲で、演奏がとても難しい作品。しかし、大瀧さんの高い集中力、鋭い読譜力(自身により素晴らしい作品解説がある)と抜群のテクニックによって、36の変奏が、あたかもきらめく星々のようにホールの空間を満たし、まさに圧巻。

    変奏曲は、各変奏に異なる技術や音楽的情緒が展開され、作曲家から演奏家に突き付けられた「挑戦状」とも言えるかもしれません。特に、ジェフスキのこの曲にはその要素は否めないし、1970年代のチリの政変が係わっているのは周知のとおり。しかし、ほぼ半世紀を経て、それは過去の出来事。作品の歴史的背景となり、そうしたコンテクストから切り離して、純粋に音楽作品として演奏する(あるいは聴く)ことが可能になったと思います。だから、日本初演を聞いたことがある友人の「私が聴いた演奏とは異なる印象で楽しめました」という感想には一層納得させられました。

    大瀧拓哉さんの素晴らしい演奏により、聴衆に20世紀の音楽が、 古典派やロマン派の音楽と同じように身近に楽しめる作品になる日を心待ちにして会場を後にしました。
    la fontaine * クラシック音楽 * 20:28 * comments(0) * trackbacks(0)

    コンサート無事終了。

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      郡山市のアマチュアオーケストラアマデウス室内管弦楽団のコンサートが去る5月19日に無事終了しました。

      メンバーの皆さんはとても音楽に熱心で、難しいプログラムにもかかわらず積極的に取り組んでくれました。とても良い演奏ができたと思います。




      la fontaine * クラシック音楽 * 13:46 * comments(0) * trackbacks(0)

      次回(2019.5.19)コンサートのご案内

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        来たる5月19日(日) 14時開演
        けんしん郡山文化センター中ホール
        アマデウス室内管弦楽団第32回定期演奏会 に客演します。
        プログラム
        アリアーガ歌劇「幸福な奴隷たち」序曲
        モーツァルト:交響曲第13番
        R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番
        ホルン:佐久間 優
        シューベルト:交響曲第6番
        アマデウス室内管弦楽団は、これまでに何度か客演させていただいています。
        アマチュアながら、皆さんとても熱心に音楽と向かい合って練習しています。
        コンサートの最初に演奏するアリアーガ(1806〜1826)は、バスク出身の作曲家。パリ音楽院に学び、頭角を現して補助教員にも抜擢されたのですが、わずか20歳で病死してしまいました。
        歌劇「幸福な奴隷たち」序曲は、アリアーガ14歳の作品。
        la fontaine * クラシック音楽 * 10:11 * comments(0) * trackbacks(0)

        ペトレンコ指揮ベルリン・フィル演奏会

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          ペトレンコ指揮ベルリン・フィルの演奏会、3月7日初日のコンサートをフィルハーモニーで聴きました。
          メインのチャイコフスキー交響曲第5番が素晴らしく、久しぶりにベルリン・フィルは凄いと思いました。合奏力もすばらしく、最弱音から最強音までバランスも崩れることなく、音楽性に溢れていました。最強音ではオーケストラからの音圧ようなものが感じられました。
          前半のシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲は、ソリストの技術は申し分ないものの、音楽性はオーケストラの方が優っていました。


          ちなみに3月1日にズビン・メータと演奏した時とは後半の集中力が違いました。やはりベルリン・フィルは半端なく凄いと言わざるをえません。近年実演で聞いたハイティンク、ドゥダメル、メータなかでも群を抜いてピカイチです。 2019/20から始まるペトレンコ時代が楽しみです。
          la fontaine * クラシック音楽 * 09:36 * comments(0) * trackbacks(0)

          ベルリンでマルタ・アルゲリッチを聴く

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            少し前のことですが、2月末から3月初旬にかけてドイツ、主にに出かけました。 今回就航まもない羽田→ウィーン直行便を利用。深夜に日本を発ち早朝にヨーロッパ着はやはり便利。ウィーンでベルリン行きに乗り換えましたが、とてもスムーズでした。 2月26日 シュターツカペレ・ベルリン 指揮ダニエル・バレンボイム、ピアノ:マルタ・アルゲリッチ なんといっても注目はアルゲリッチのソロ。近年彼女がソロ協奏曲を弾くのは珍しく、それがプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番とあっては聞き逃したくありません。77歳とは思えないテクニックの冴え。繊細かつダイナミックでどんな速いパッセージも音が明瞭。しかもテクニックで押し切るのではなく、フレーズも自然で音楽的。まさに圧巻。その雄弁な音楽に圧倒されました。

            la fontaine * クラシック音楽 * 08:38 * comments(0) * trackbacks(0)

            新潟室内合奏団第75回演奏会

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              11月11日(土)新潟室内合奏団第75回演奏会

              今回は三年ぶりの共演でした。モーツァルト、バルトーク、レーガー、ドヴォルジャークの作品が並ぶプログラム。

              モーツァルトの交響曲第29番は、作曲家18歳の作品。しかし内容はすでに大家の域に達した名曲。

              バルトークのヴィオラ協奏曲は、新潟出身で音楽の本場オーストリアのオーケストラで主席ヴィオラ奏者を務める羽柴累さん。彼女との共演は今回で3度目ですが、クラーゲンフルトの主席ヴィオラ奏者になってからは初めての共演。いつもながらに素晴らしい演奏であると同時に、本場のオーケストラで演奏しているキャリアの重みを感じる演奏でした。

              今年の11月11日は東日本大震災から6年8か月目にもあたり、私のコーディネートで福島から7人の弦楽奏者をお招きして、後半ステージのレーガーとドヴォルジャークをともに演奏しました。新潟室内としては異例の弦楽器の編成。弦楽器奏者は8.8.8.7.4となり、普通の交響楽団の規模。新潟では練習を7月から重ねていましたが、本番2日前11月9日から福島からのゲストが加わると弦楽器の音が普段とは違う音色になり、それに伴いオーケストラ全体のまとまりも格段に向上。新潟・福島合同オーケストラは豊かな響きになりました。

              レーガーの弦楽オーケストラのための間奏曲「愛の夢」は、作曲家が友人の結婚祝いのために書いた4分ほどの短い曲。弱音器を付けた柔らかな弦楽の音色に心和む音楽。ドヴォルジャークの交響曲第8番は、オーケストラのメンバーにとっても、私にとってもそれぞれに思い入れがある作品。高い集中力と熱のこもった演奏になりました。

              今回も当日のプログラムに原稿をたのまれ、「巨匠たちへの手紙」と題して天国にいるモーツァルト、バルトーク、ドヴォルジャークの三人に宛てた手紙形式にしてみました。以下全文を転載します。

              巨匠たちへの手紙

              親愛なるヴォルフガング様

              あなたが10代の作品でも高い完成度に到達しているのにはいつも驚きます。これから演奏するイ長調の交響曲を作曲した時、あなたは18歳でしたね。交響曲はフォルテのトゥッティ和音やファンファーレで始めるのが慣例なのに、弦楽器のピアノで、しかも終止でよく使われるオクターヴの下降形をモチーフにして始める。それに続くフォルテではヴァイオリンと低音部とがカノンように対話する。優美でオペラのアリアのような第2主題。中間部は音型の反復や転調で活き活きとして素敵です。ヴァイオリンに弱音器をつけて演奏する第2楽章は、付点音符がたくさん使われているのに、優雅な情緒をたたえています。あなたがウィーンで作曲した変ホ長調の交響曲(第39番)を思い出します。活き活きとした付点の長短リズムの第3楽章は、なんだかジャズの「スウィング」にも似ています。トリオのほうが優雅なメヌエットに聞こえます。最終楽章はスピード感にあふれる6/8拍子のカッチャ 、狩の音楽ですね。しかも主題のオクターヴの下降形モチーフは第1楽章と同じ。ほんとうに素晴らしい交響曲です。

              ところで今日はメヌエットとトリオは音楽の性格に合わせてテンポを少し変えて演奏します。もとは別の曲だから、テンポが違ってもよいのですよね?このことを私が尊敬するニコラウス・アーノンクールという貴族出身の音楽家から教わりました。貴族出身の音楽家と聞くと驚かれるでしょう?!20世紀になって貴族の家柄でも職業音楽家になることが認められたのです。アーノンクールはあなたのお父さんが書いた「ヴァイオリン奏法」をとてもよく研究していました。昨年天国に移住したので、今頃はあなたと音楽論議に花を咲かせているかもしれないですね。

              尊敬するバルトーク・ベーラ様

              あなたに手紙を差し上げる時は、祖国ハンガリーと同じく苗字・名前の順で書くことにします。いままでに何度かハンガリーを旅しましたが、日本人を同族のように親近感をもって接してくれることに感激しました。今日はヴィオラ協奏曲を演奏します。この曲を完成せず1945年に亡くなられたことは、本当に残念です。ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズから委嘱された時、あなたは技術的に難しい作品にする予定だったそうですね。あなたが残したピアノ・スケッチは、弟子のシェルイ氏がオーケストレーションを補い完成させました。近年ではあなたの息子ペーターさんが監修した楽譜もありますが、今日はシェルイ版で演奏します。

              第1楽章はヴィオラ独奏で始まり、それにオーケストラが応えていきます。この民謡風の主題にあなたの郷愁の念をと聞くのは間違いでしょうか?二つのそれに続く主題があり、短いカデンツァの後の再現部となってファゴットのソロに導かれて第2楽章に入ります。この宗教的な雰囲気の楽章は、途中で動きが速くなります。わずか10小節ですが、ヴィオラの悲しげな旋律に絡む木管楽器が、鳥の歌のようですね。終結部で突然2拍子に変わり、ソロに導かれてそのまま第3楽章に入ります。この活気にあふれた民族舞曲の楽章は、ハンガリー音楽を私たちに思い出させてくれます。

              今日のソリスト羽柴累さんは、新潟出身でウィーンに留学し、現在はクラーゲンフルト歌劇場で主席ヴィオラ奏者を務めています。東洋人の女性がヨーロッパのオーケストラで主席を務めている例は少なく、彼女がとても優れた音楽家である証です。数年前に彼女はクラーゲンフルトでこのヴィオラ協奏曲を演奏しています。その素晴らしい演奏を私も客席で聞いていました。彼女がふたたび新潟で演奏してくれることは大きな喜びです。

              敬愛するアントニン・ドヴォルジャーク様

              あなたにぜひ伺いたかったことがあります。1888年にチャイコフスキーがプラハを訪れ、自作のオペラ「エフゲニー・オネーギン」と交響曲第5番を指揮しました。あなたはそれを聴いてオペラには感激したものの、交響曲のほうは当初戸惑いを隠せなかったとか。どうしてですか?その後チャイコフスキーを滞在先に訪ねて、交響曲第5番のスコアを前に意見を交換したりして、音楽論議と親交を深めたそうですね。どんな話をされたのですか?あなたはそこからなにか影響をうけたのですか?

              その翌年のあなたの作品、交響曲第8番をこれから演奏します。1890年の初演当初にはあまり評価されなかったそうですね。あなたを支援していたブラームス先生でさえ「断片的で副次的な要素が並列されているだけ」と苦言を呈したそうです。私は8番の管弦楽法にとても興味を持っています。たとえば保続音(オルゲルプンクト)の使い方は、オルガンのレジストレーションのようで、あなたがオルガニストとして出発したことがうかがわれます。

              なにより第1楽章のチェロと管楽器による主題が大好きです。その後いくつかの主題が入れ替わり立ち代わり現れます。展開部がなく、構成力に乏しいとも言われますが、むしろ交響詩に近いのかもしれません。1889年は近代に向かって時代が大きく動いたと思います。 なぜならR.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」も、マーラーの交響曲第1番も同じ1889年の初演ですから。

              話は第1楽章に戻りますが、チェロの主題の後にフルートの旋律が現れますね。私には鳥の歌に聞こえますが違いますか?それに続くピアニッシモからフォルティッシモまでの盛り上がりは、朝陽が昇り大地を明るく照らすようです。こうしたところに私はマーラーの交響曲第1番との同時代性を感じます。

              アダージョの第2楽章は、構成にとらわれない幻想曲なのでしょうか?冒頭からまるで妖精の棲む深い森に誘われるかのように感じます。中間部の威風堂々とした部分はワーグナーの「マイスタージンガー」を思い起こさせます。1863年ワーグナーが自作を携えプラハに客演した際に、彼の指揮する演奏に加わりその音楽に傾倒したそうですね。

              第3楽章は古典的なメヌエットやスケルツォではなく、優雅でどこか哀愁をおびたト短調のワルツ。アウフタクトでオクターヴ急上昇したメロディーが10小節かけてゆっくりと蛇行しながら降りてきます。そういえばチャイコフスキーの5番も3楽章はワルツですね。中間部でト長調に変ると、民謡調で親しみやすいメロディーになります。実はあなたが1874年に作曲した1幕のオペレッタ「がんこ者たち」のなかで歌われるアリア「娘は若く、男は年をとって」からの引用。コーダにも同じオペレッタからの引用があるようですが、チェコ以外ではほとんど上演されない作品なので、この事実はほとんど知られていません。それにしても、どのようなお考えで引用されたのですか?

              第4楽章はトランペットのファンファーレに導かれて始まりますが、これは第1楽章の主題を派生させたものだとよくわかります。続くチェロのメロディー(ソ・シ・レ)も第1楽章のフルートのメロディーと同じ音の並び。それが自由に変奏されて4楽章が作られていることを考えると、両端楽章の主題の結び付きが見えてきます。そういえばチャイコフスキーの5番、第1楽章序奏の主題が第4楽章冒頭で再現されます。もしかしたらチャイコフスキーとの音楽論議でそうした主題の扱いについて話し合われたのかもしれませんね。

              うっかりお話しするのを忘れるところでした。コンサートの休憩後にマックス・レーガーの弦楽オーケストラのための間奏曲「愛の夢」を演奏します。5分くらいの小品です。後半ステージでは福島県出身の弦楽器奏者がゲストとして一緒に弾いてくださるのです。今から6年8か月前に東日本大震災が起こり、東北地方は甚大な被害に見舞われました。私が福島で活動していたご縁で、今日は復興を願って一緒に演奏する機会を持つことになりました。その思いが伝わることを願ってこの手紙の結びとします。  

              2017年11月11日 本 多 優 之

              JUGEMテーマ:音楽

              la fontaine * クラシック音楽 * 18:13 * comments(0) * trackbacks(0)

              アンサンブル・クライン新潟 小さな音楽会2016

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                去る8月6日(土) 新潟市音楽文化会館でアンサンブル・クラインのコンサートがありました。
                このコンサートは、奥村和雄バイオリン教室の成果発表の場ですが、ハイクオリティーなレベルのコンサートです。

                奥村和雄先生は、長年オランダのアムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団に在籍し、第一バイオリン奏者として、超一流の指揮者ソリストと共演されてきました。オーケストラを退団後、故郷の新潟市に戻りバイオリンの更新育成に尽力されています。
                私は、一昨年からこのアンサンブルと夏の演奏会に共演していますが、とても充実した時間を過ごすさせてもらっています。

                コンサートは、子供たちの合奏、卒業生やゲストによる演奏、そして上級者やゲストを交えての合奏と盛りだくさんのプログラムでした。
                モーツァルト:二重奏曲K.487
                ビーバー:バッタリア
                ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー3番」
                シュナイダー:三重奏
                ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第2番
                レスピーギ:リュートのための古代舞曲とアリア
                指揮者カメラから撮った映像はこちら?
                la fontaine * クラシック音楽 * 10:55 * comments(0) * trackbacks(0)

                指揮講習会 in Sapporo

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                  去る7月9日、10日札幌にて指揮講習会を開き、6人が参加しました。

                  今回は演奏会を控えた指揮者やオペラの副指揮者として活動している方などが参加。

                  レッスンは、マンツーマンで一人90分!
                  私自身の経験から、指揮のテクニックのみならず、音楽の内容にも踏み込んで90分のレッスンが受けられるところは、あまり他に例がないのではないかと思います。

                  今回2日間で指導した作品は、

                  モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
                  ベートーヴェン:交響曲第7番1.2楽章
                  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」4楽章
                  ブラームス:交響曲第3番1楽章
                  ブラームス:交響曲第4番全楽章
                  マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
                  R・シュトラウス:楽劇「サロメ」より七つベールの踊り


                  〈受講生の癖の修正や音楽へのアプローチについて説明〉


                  〈スコアを見ながら説明〉


                  〈実際の振り方についても指導〉

                  私が出した課題は、モーツァルトとシュトラウスで、その他は受講生からのオンデマンドでした。
                  各受講生がそれぞれに手応えを感じてくれたようで、嬉しいです。
                  la fontaine * クラシック音楽 * 21:57 * comments(0) * trackbacks(0)

                  マーラー 交響曲4番を指揮する

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                    去る10月4日(土)、新潟室内合奏団の定期演奏会に客演しました。
                    このオーケストラには2002年11月のコンサート以来15回客演しました。とても音楽的で、いいオーケストラです。しかもメンバーが音楽を心から楽しんで演奏する姿が素敵です。
                    定期的に客演することで、オーケストラの個性もわかり、演奏する作品の組み合わせや、管打楽器のローテーションも考えながらプログラムを組んできました。多様な作風の音楽を演奏する喜びを共有できたのではないか、と思っています。
                    そして今年はオーケストラ創立30周年の記念の年ということもあり、メインは管楽器が全員舞台に上がれる作品を選びました。マーラーの交響曲4番!本来は大編成のオーケストラの作品ですが、トロンボーン、チューバが使われておらず、書法も室内楽的なため、新潟室内合奏団でも演奏可能と判断しました。

                    そしてもう一つ忘れてはならないのは、ソリストにデボラ・ヨークさん迎えられたこと。2011年の初共演以来、このオーケストラとの相性がとても良く、今回二度目の共演が実現しました。マーラーを選んだもう一つの理由でもあります。

                    彼女の美しい声でとともにマーラーの4楽章が静かに終わり、会場に静寂が訪れた瞬間。誰もがこの上ない喜びと幸せを感じたのでした。













                    リハーサル風景とコンサート終演後デボラ・ヨークさんと
                    la fontaine * クラシック音楽 * 11:56 * comments(0) * trackbacks(0)

                    新潟室内合奏団 創立30周年記念演奏会

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                      来たる10月4日に新潟室内合奏団の演奏会に客演します。
                      今回は創立30周年ということもあり、モーツァルトのジュピター交響曲とマーラーの交響曲第4番という意欲的なプログラム。
                      マーラーのソリストは、昨年アバド指揮ベルリン・フィルにも出演したデボラ・ヨーク。古楽で有名ですが、メシアンやバートウィスルなどの現代作品も歌っています。
                      そして新潟室内合奏団とは2011年に続き2度目の共演です。前回2011年は、モーツァルトで共演しました。その時にこのオーケストラとの演奏を非常に喜んでくださって、今回の再共演が実現します。

                      la fontaine * クラシック音楽 * 00:41 * comments(0) * trackbacks(0)
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