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マーラー 交響曲4番を指揮する

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    JUGEMテーマ:音楽

    去る10月4日(土)、新潟室内合奏団の定期演奏会に客演しました。
    このオーケストラには2002年11月のコンサート以来15回客演しました。とても音楽的で、いいオーケストラです。しかもメンバーが音楽を心から楽しんで演奏する姿が素敵です。
    定期的に客演することで、オーケストラの個性もわかり、演奏する作品の組み合わせや、管打楽器のローテーションも考えながらプログラムを組んできました。多様な作風の音楽を演奏する喜びを共有できたのではないか、と思っています。
    そして今年はオーケストラ創立30周年の記念の年ということもあり、メインは管楽器が全員舞台に上がれる作品を選びました。マーラーの交響曲4番!本来は大編成のオーケストラの作品ですが、トロンボーン、チューバが使われておらず、書法も室内楽的なため、新潟室内合奏団でも演奏可能と判断しました。

    そしてもう一つ忘れてはならないのは、ソリストにデボラ・ヨークさん迎えられたこと。2011年の初共演以来、このオーケストラとの相性がとても良く、今回二度目の共演が実現しました。マーラーを選んだもう一つの理由でもあります。

    彼女の美しい声でとともにマーラーの4楽章が静かに終わり、会場に静寂が訪れた瞬間。誰もがこの上ない喜びと幸せを感じたのでした。













    リハーサル風景とコンサート終演後デボラ・ヨークさんと
    la fontaine * クラシック音楽 * 11:56 * comments(0) * trackbacks(0)

    クリストファー・ホグウッド逝く

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      またしても、古楽の先駆者が他界した。

      先月のブリュッヘンに次ぎ、数多くの録音により
      演奏史に大きな業績を残したホグウッドが亡くなった。

      今や古楽奏法、古典奏法、または歴史的研究に基づく奏法による
      音楽表現は、現代楽器の奏者にも浸透している。
      時代の移り変わりを強く感じずにはいられない。



      la fontaine * 古楽 * 00:38 * comments(0) * trackbacks(0)

      誕生日

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        今年もまた一つ歳を重ねました。
        誕生日のお祝いにいただいたケーキ。
        美味でした。仙台のウェスティンホテルのケーキでした。









        la fontaine * レストラン・カフェ・スイーツ * 09:50 * comments(0) * trackbacks(0)

        丹羽宇一郎「中国の大問題」を読む

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          JUGEMテーマ:読書

          非常に興味深く読みました。著者は元中国大使で、商社マンとしても永年中国とかかわってきた丹羽宇一郎氏。現場主義である氏の、中国各地を実際に見聞きした記述には説得力があります。中国の問題のみならず、そこから日本の問題も見えてくるところに、本書の大きな特徴のように思います。日本を愛し、日本人のために筆者が世に問うたことも読み違えてはならないポイントです。

          習近平のみならず、中国政界要人との面識があり、日本のメディアからでは知りえない現政権の内情も興味深いです。
          中国が国防費の3倍の予算を教育関連費に充てていることや、ハーバード大学では多くの中国人留学生が学ぶのに日本人はわずか5人しか在籍していないなど、政治以外の現状についても本書を通して知ることができました。
          お互い引っ越すことのできない日中両国の関係を冷静に考えるには、やはり隣人を良く知り、またお互い尊重しあう態度が必要なのだと改めて痛感しました。





          la fontaine * ブックレビュー * 11:15 * comments(0) * trackbacks(0)

          フランス・ブリュッヘンを偲んで

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            JUGEMテーマ:音楽


            古楽の草分け、オランダのリコーダー奏者、指揮者のフランス・ブリュッヘンが8月13日に亡くなりました。グスタフ・レオンハルトに次、また一つの巨星が天に召されていったと同時に、一つの時代の終わりを感じずにはいられません。

            私が、ブリュッヘンの名前を初めて知ったのは、1970年代初め高校生時代に聞いていた
            朝のFM放送でした。ここで、レオンハルト、リンデ、ブリュッゲン(!、ブリュッヘンは当時そう言われていました)やハルノンコールト(!、アーノンクールのこと)といった演奏家や、テレマン、バッハ、ヘンデルをはじめ、多くのバロック音楽に親しむ機会があったのでした。さらに当時、私が通っていた都立新宿高校では、音楽の野村先生がバロック音楽に造詣が深く、その授業を受けた私もリコーダーに没頭していた時代でした。そういう意味では私の青春のアイドルだったと言えるでしょう。

            今でもブリュッヘンの初来日(1973年2月?)のコンサートのことは忘れられません。
            上野の東京文化会館小ホールで開かれたリサイタル(小林道夫伴奏)は、まさにカルチャーショック。2m近い長身のブリュッヘンは、ステージ中央の椅子に腰かけ足を組んでリコーダーを演奏したのでした。そしてその「笛の音」といったら。リコーダーという楽器の本当の音を思い知った日でした。

            2回目の来日は1977年。この時は4月11日のコンサートを聴きました。石井眞木の「ブラック・インテンション」という委嘱作品の初演や、オルティスやヴィルジリアーノも含まれていました。今この時のプログラムを読み返して、はっとしたことがある。それは伴奏を務めた小林道夫氏の「わうれられないこと」という文章。初来日の際、小林氏がテレビのインタビューでブリュッヘンにリコーダーの将来について尋ねたところ、「ほろびるだろう」と答えた、といところです。「古い時代のものだけがもてはやされるような文化は病んでいる」という言葉が忘れられないと書かかれています。

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            1977年来日公演のプログラム

            すでに、リコーダーの限界をこの稀代の天才音楽家は見抜いていたのでしょう。
            1981年ブリュッヘンは、18世紀オーケストラを組織し、オリジナル楽器による管弦楽作品の演奏を指揮者としてスタートしたのです。幸運にもこの第1回演奏会(1981年12月7日)を私はミュンヘンで聴くことができました。当時留学していたケルンから列車で6時間もかけて行ったのです。その時のプログラムのメインがモーツァルトの「ジュピター」交響曲でした。
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            1981年12月7日。
            ミュンヘン・ヘルクレス・ザール
            18世紀オーケストラ旗揚げ公演プログラム

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            最初の和音が鳴った瞬間、それはまるでモーツァルトの初演を聴いたような感動と衝撃が身体を駆け巡りました。それからの数年間、18世紀オーケストラの演奏会をたびたび聴く機会に巡り合えたのは本当に幸運でした。

            近年は新日本フィルハーモニー管弦楽団に客演指揮者として登場し、日本の音楽界に現代ヨーロッパの潮流を伝える演奏を披露してくれました。個人的には、シューマンの交響曲第2番の演奏がもっとも印象に残っています。

            実は、今年4月にパリでブリュッヘンがパリ室内管弦楽団を指揮して「ジュピター」交響曲を指揮する予定があり、ちょうどパリに滞在していたのでで楽しみにしていました。しかし病気のためキャンセルし(ノリントンが代役で、良い演奏でしたが)、とても残念に思っていました。
            ブリュッヘンの業績の大きさを感じつつ、ご冥福を祈ります。




            la fontaine * 古楽 * 14:43 * comments(0) * trackbacks(0)
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